ストレッチの効果
ストレッチとは、筋肉を伸ばすこと。なぜ、筋肉を伸ばすことが体によいとされているのでしょうか。 答えは、私たちの体が縮んでいるからです。運動不足で縮まったままの筋肉は凝り固まって弱ってしまいます。 猫背も縮んでいる状態の1つです。パソコンやスマートフォンを使って前のめりの姿勢になっているとき、脇や腹筋、下半身の筋肉は、縮んでいるのです。 また、ストレスや緊張も筋肉が縮む原因に。そんな体の縮みを改善してくれるのがストレッチです。
①血流を改善する
ストレッチには、血流を改善する効果もあります。 血液は、心臓のポンプ機能により全身を巡っていますが、それを戻すのは筋肉の役割です。
足元まで流れた血液は、老廃物を回収して静脈を通り心臓に戻ってきますが、そのとき、 特にふくらはぎの筋肉が強いポンプ機能を発揮して、液を上に押し上げるのです。そのため、ふくらはぎは第2の心臓とも呼ばれています。 そのふくらはぎが長時間の座り姿勢で動かされないと、静脈の血流が悪くなる原因になってしまいます。
②心身ともにリラックスさせてくれる
一方、ストレッチにはリラックス効果もあります。 ストレッチをするとなんとなくすっきりする、リラックスすると感じることでしょう。私たちは日常生活のなかで、非常に強いストレスを受けており、常に心身が緊張している状態にあります。オンオフを切り替えるためにリラックスすることが重要ですが、いざリラックスしようと思っても、そう簡単には切り替えができないものです。
そこでストレッチの出番です。 緊張し、ぎゅっと縮まった体を伸ばし、ゆっくり呼吸をして胸を開いたり、体を動かしたりすれば、 心も自然とリラックスしてくることでしょう。